不倫という言葉もやがて死語に…恋愛は自由の幅が広い方がいい

今や、婚外子も市民権を持った時代です。次第に、結婚の神通力も失ってきて、社会が不倫という事に対して余りアレルギーがなくなりつつあることは事実でしょう。もはや、婚外子でも、遺産がもらえることは最高裁がお墨付きをくれましたし、シングルマザーの子供たちも、国が育てようという欧米並みの考え方も少子化の中で、次第に浸透してくるでしょう。こうなってくると、不倫は禁断の恋とかいうイメージも、昔々のお話しになってきてしまうかもしれません。中高年の離婚も増えてきて、もはや、耐える文化は遠ざかりつつあり、自分の好きな生き方を進むという風潮に変わっている傾向にあります。

ジェンダーの格差は縮まっている

結婚を中軸においた昔と異なり、現在では女性も経済力も持ち、いろいろな意味でジェンダーの格差は少なくなっています。それに従って、結婚の意味自体も変わりつつあります。現代の女性は、耐えても意味ないことで我慢もしなくなっている傾向にもありますから、愛が感じられなくなれば、忍耐などせず離婚を選択することにさしたる躊躇いはないようです。結婚のハードルも下がり、その価値が見出されなくなった分不倫のハードルも下がり、罪悪感などかなり少なくなっているのが現実ではないでしょうか。逆に言えば、不倫という言葉に拘泥する人も、少なくなったというべきなのでしょうか。不倫について男女差を考えると、それは少なからずあるようです。というのも、受ける性と拡散する性との違いで、女性は受ける性であるので、その責任を迫られるケースも多いのです。つまり、不倫の結果、女性は妊娠をして物理的不運を背負い込むことになりかねないということは、予測された未来です。ところが、昨今の不倫する女性は、昭和の時代の物差しでは測れなくなっているようです。昭和の時代は、不倫は結婚している妻子の影で遠慮しながら隠れてする行為でしたが、現在は、もう少しドライな面があるようです。そのせいか、不倫に対しての価値観にもバリエーションがあるようで、ひとくくりにはできません。

30歳独身女性の不倫経験率は約3割

ある女性誌のアンケートによると、平均年齢30歳の独身女性の不倫経験率は、約3割。「身近に不倫している人がいる」と回答した人数を加えると、何と約6割という数字が浮かび上がるのです。さらに、こうした不倫関係の大半は、意外にも「仕事関係」が多いというのです。特に、向上心の強い女性が、そういった関係にハマりやすいとのこと。というのも、こうした女性にとって、同年代の男性は、頼りなさげに見えてしまい恋愛対象にならないわけで、そんななか、仕事ができる職場の先輩や上司は、みるからに頼りがいもあり仕事もでき、いろいろアドバイスなどを受けているうちに「尊敬の念」を抱き始め、そうしたプロセスから、それは恋心になり、気付いた時には不倫への道を歩き始めていたというのが実情のようです。そこには、魅力的な仕事ができる男性から認められたということで、女性として価値が上がったかのような錯覚を抱いてしまうのだそう。こうした恋愛感覚を味わっていくうちに、不倫体質から抜けられなくなってしまう女性も多いようです。「そうだったの!人生・恋愛「出会い学」講座」によると「不倫」が女心を魅了する理由として、次のようなことを挙げています。
(1) 尊敬できる相手に「認められた」という人間的自信が生まれる
(2) 相手の妻よりも自分は女性として魅力的、と思える優越感
(3) 会える時間が少ないので、お互いの欠点が見えにくい
(4) 経験、知識豊富な相手によって、自分が高められる気がする
(5) 常にロマンティックな環境を保てる(家事や所帯染みた姿は妻が担当してくれるため)
(6) 障害があるなかで求め合う二人こそ「本当の恋愛なのでは?」と思い込み、その状況に酔える

不倫求める心理の中にファザーコンがあるケース

若い女性が、不倫に魅了され、年上男性との不倫から抜け出せない背景のなかには、父性コンプレックスという心理が潜んでいる可能性もあるようで、ことが不倫だと相談できる人もなく、苦しんだあげくカウンセラーに相談に行くという事例も多々あるようです。父親の持つ温かさや包容力などの要素が欲しいのに、手に入られなかったという父への慕情が変形して、年上の男性ばかりと関係をしてしまうという行動を取らせてしまうというのです。つまり、自分を守ってくれる存在を探していたというのです。そして、不倫として付き合っていた時、まるで父親に甘えるように無邪気な女の子になっていたことを感じたという女性の事例もあったというのです。けれど、こうしたことは、カウンセラーに話して、はじめて自分の深層心理に気付くことが多く女性は意識的でなく、なぜ年上の男性との不倫から抜けられないことに、いろいろな意味で苦しむのです。

また、年上の妻子のある男性と不倫している女性は、一夜限りの付き合いということで付き合っていました。その理由は、幼い頃、お父さんにお風呂に入れてもらった後のような深い親密感や繋がりを年上の男性との不倫で手に入れようとしていたというのです。その女性の発言。「私、男性との行為が終わった後、すごく甘えたくなって、ぎゅっとしがみ付いてしまうんです。それを優しく抱きしめてくれた時に、ものすごく嬉しくて泣いてしまうこともあるんです。」この女性も、カウンセラーに相談して、初めて自分の深層心理に気がつきました。こうした深い心理的意味があると、単に「不倫は、傷つくから止めなさい」というアドバイスは、何の意味もなく、また役にも立たないといういことが分かります。このように年上の男性しか好きになれない女性もいて、かつ、その心理の深い意味を知れば、不倫という問題も、奥の深い難しい問題を提示していることにもなります。すべてが明るみになれば、不倫相手の妻子も苦しみ、本人はもっと傷つく…それが分かったとしても、年上の男性以外は興味を持てず、そこに心理学的深い意味があるとすれば、それは単なる嗜好や趣味の問題とも言えないでしょう。けれど、不倫の恋を続けていけば、男性が妻子を捨てることが稀だと考えれば、いずれ、彼女たちの未来は、シングルマザーという事になってしまう訳ですが、少子化の折、いづれ未来は、シングルマザーの子供も、遅からず補助金がたくさん出るようにもなってくることでしょう。

終わりに

これだけ多様な生き方がでてくれば、不倫が禁断の恋などというのは、もはや古い発想なのでしょう。逆に言えば、結婚が万能の秩序づくりであるという考え方が、無理であり軋みが出てきているということにならないでしょうか。「恋愛の自由」の幅も堅苦しく狭く捉えるまでなく、もっと柔軟な考え方を、世の中が受け止めてくれてもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。最高裁判定の婚外子の遺産配分が認められました。こうした経緯もあるなか、そろそろ、もう少し多様な恋愛の在り方が認められてもいい時期ではないか、そういう時代に移行しつつあるのではないか…と思うのです。不倫という言葉も、少しづつでもいいので、死語になったらいいのにと思う昨今です。

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